激変する自分
2020年6月14日、俺は昼食後に築港行きのバスに乗った。
スーパーで2本を買って。フェリーの埠頭で景色を眺めながら
さらに2本を購入した。それが以下の画像だ。
さらに小樽駅並び、昼からやってるモッキリ風の一杯飲み屋に入った。
生ビール2杯と肴を2品のセットをオーダーした。
いい機嫌で病院に戻る。すると今日は夕方からケアマネージャーと
話し合いがあることを忘れていた。改めて一対一で面談室に入った。
狭い一室である。匂いで一発で飲酒がばれてしまった。
旭山病院とは違って、ここでは飲んだ場合「隔離部屋」に収容される。
俺は大勢の看護師に取り囲まれ、牢獄さながらの隔離部屋に収容された。
外側から施錠され、寝具が中央にある。トイレが部屋の隅にありドアはない。
手が届かない位置に採光のための窓があり、天井は3mくらいある。
自殺防止が徹底されている。ボールペン一つ持ってはならない。
読むもの書くもの見るもの、何一つない。三食の摂取時以外、ドアは開かない。
否応なく自分に向き合うしかないんだ。俺は壁に向かって座り、
今までのこと、現在のこと、これからのこと。自分の人生。家族の存在。
酒害について。これまでやってしまったことの数々。
真っ先に痛感したのは俺の行動が家族に及ぼした事実である。
酔いが収まり、俺は冷静に事実だけを思った。一体どれだけの心配、悲しさ、
迷惑をかけてきたのか。何年も何年も。家族は俺に何とか回復してもらおうと
一生鶏鳴に出来ることをやってくれていた。それに引き換え俺は、隠れ飲み、
隠し飲みに終始していたんだ。
俺は収容されていた3日間、ずっと思っては泣く、その繰り返しだった。
こんなことは初めてだった。
※続く