338 アルコール依存症という病気
本当に病気なんだ。自力じゃ治せない。
と言うより、治ることはない。回復は出来ても。
俺は今、回復している。だが一口飲んだら多分
一瞬で元の木阿弥だろう。やったことがないから
分からないけど、そうだとされている。
最初はおずおずと飲んでいたはずだ。
五年十年、時間をかけて酒に対する耐性が出来てくる。
今まで10の量で楽しめたはずが、気づくと20,30と飲む。
その量が減ることは絶対にない。増える一方だ。
酔い方もそうだ。ほろ酔いで十分楽しめていたのが
徐々に深く酔わないと気が済まない。つまり泥酔だ。
そこまで飲まなきゃいられない、様々な原因の中で
アダルトチルドレンの危険性が古くから指摘される。
機能不全の過程で育った子供が将来依存症になる可能性が
高いことが研究の結果はっきりしている。
>>アダルトチルドレン(AC)とは子ども時代に親との関係で受けた心の傷が、現在の生きづらさやパーソナリティに影響している状態を指す言葉です。医学用語ではありませんが、心身の不調や社会生活に支障をきたしている場合には医療などによるサポートが必要になることもあります。<<
だが症状が「酒を飲んでダメになっていく」わけであり、
なかなかこれが病気であるとは認識してもらえないのが実情だ。
当の本人の俺だって、ギャンブル依存症の患者を診ると
病気とは思えない。ダメな人間と感じてしまう。
つまり逆だってそうなはずなんだ。
誰が見ようと、以前の俺の状態はただのダメな人間だ。
病院関係者、家族、本人くらいしか病気とはわかるまい。
そして俺は、仕方がないことだと思うんだ。
同病の俺が、依存対象が違ったらもう病気とは思えない。
ギャンブルも盗みも。
取れる手段は一つしかない。
これからの、1秒後からの
俺が飲まずに正しく前向きに
清潔に元気に生きることだ。
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