ネクスト杉山

余りに大きな犠牲を払ったが、ようやくアルコール依存症を乗り越えたドラマーの、明日への布石

383 不幸は当人を幸せにする

ちょっと意味がわからないかもしれない。ご説明申し上げたい。

人は「幸福自慢」て、余りしないと思いませんか?私の方がこんなに幸せだと頑張る人は、少なくとも俺は見たことがない。

まあ怪しげな宗教や自己啓発セミナー方面ならあるか。


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ところが逆に、不幸、苦労、苦悩、こうなってくると不思議と「いやいや私なんてこんなに」と言って、如何に自分の方が不幸なのか、説明に血道を上げる。あれって何だるう?

ひとつは「大変ですね、よく乗り越えましたね」と言う承認欲求じゃないかと思う。こんなに大変なのに、俺って頑張ってるだろ? 恐らく、実は裏返しの自慢なんだ。

そう言う発言をしている時、当人は気持ち良いですよね。つまり幸せだと想います。
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アルコール依存症患者は口が重い。どう生きてきて何をしでかし、どのように今に至ったか。自助グループのミーティング以外ではなかなか話すことはない。

話すということは自分の中から外に思いを吐露することだ。これが患者には辛い。酒害真っ最中ならば余計に辛い。ダメな自分、落語者の自分、底辺の自分を第三者目線で捉える必要があり、それは認めたくないんだ。だから見て見ないように振る舞う。

つまり、人に一生懸命自分の不幸を話したりしているうちは、その人は幸せだと思う。

本当に不幸だったら、そうそう人には話せない。俺だってブログだからこうして発信できるが、自助グループ外では話すことは難しい。

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