ネクスト杉山

余りに大きな犠牲を払ったが、ようやくアルコール依存症を乗り越えたドラマーの、明日への布石

423 断酒で発生した変化

いくらでもある。言ってみれば「何もかも変わった」
それじゃあ身もふたもないので例を挙げてみたい。


◆ 財布

支出の減少は著しい。500mのストロングチューハイ、
一日平均4本はのんでいた。1本200円平均だとして800円、
一日一箱のタバコが1個270円、合わせて1070円。
 当然それだけの訳もなく、つまみや追加の酒を買う。
俺の感覚では、一日2000円くらいの支出じゃないか、
なお、飲みに行った際の支出は含まれない。
 仮に一日2000円だとすると月に60000円となる。
それが丸々なくなったわけだ。


◆ 時間

入院前最後の2年間くらいの期間、俺は目覚めてから眠るまで
ずっと飲んでいた。その間、生産的なこと、創造的なことは
何一つやっていなかった、何一つだ。
 今はそんな状態は1秒もない。まぁ独り暮らしで病院通いの
身なので、自由の度合いはものすごく高いのだが、まずは生活そのもの。
衣食住が充実している。デイケアの日を覗いて昼食は摂らず、
朝食にトースト、夕食は手間を惜しまず毎晩自炊している。
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そして、酒害中は一切聴けなかった「音楽」をずっと聴いている。
リハーサルの録音音源ももちろんリピートで聴いている。
 部屋の掃除、ちょっとした配置替えなど、工夫を凝らして
住みやすく快適になるように手間をかける。見た目だけじゃなく
芳香剤も家の中全ての場所に適した消臭剤、芳香剤を置いてある。


◆ 音楽・ドラム

 酒害中に一番苦しかったのが音楽に含まれるすべての要素だった。
もう言葉はいらないと思う。俺はCEDROCKのドラマーだ。
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◆ 想い

 男って思い出を引きずるんだよ。女性よりもずっと。
出会った頃のことから、余りに多くの思い出があって、
俺はどうしてもコントロール出来なくてね。弱いね。
 お別れする数年前から入院の日まで、本当にごめん。
世界一幸せにすると誓ったのに、正反対の悲しみ、苦しみを
これでもかと浴びせてしまった。病気だったのは確かだけど、
その原因は俺だ。でもね、あえて言いたいんだ。
 お付き合いを始めて結婚して、息子が生まれて・・・
本当に幸せだった。毎日が楽しくて嬉しくて、俺も君も
輝いていた。人はこんなにも人を愛せるんだと思った。
 実は今でも心の中は変わっていないんだ。でも安心して。
俺からアクション起こす、そんな愚かなことは絶対しないから。
俺の思いはいい。アルコール依存症だった俺の横から飛び出して、
沢山悲しんで苦しんだ分、その何倍も幸せになってほしいんだ。

俺は、自分だけが出来ることに向かって精一杯生きるから。


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