ネクスト杉山

余りに大きな犠牲を払ったが、ようやくアルコール依存症を乗り越えたドラマーの、明日への布石

437 悲しみと楽しみ:希望と絶望

せめぎあっている。



タイトルに書いた2項目だけじゃなく、笑顔と涙、
温かさと冷たさ、自由と不自由、もうキリがない。


やっぱり一番は「悲しみと楽しみ」じゃないだろうか。



悲しみの要因は「家族」、その一点だ。

息子とは連日やり取りしてるし、貴重なメンバーなので
むしろ一緒に暮らしている頃よりも理想的かもしれない。
f:id:sugiyama-yuuichi:20210808011559j:plain

心を占めているのは元妻だ。


俺が23歳、彼女が19歳で出会い、時間をかけて繋がりを
育ててきた。俺が31歳、彼女が26歳で妊娠、結婚。
出会ってからの25年位か、良かったころのことばかり思い出す。
記憶って自分都合なんだ。愛にあふれていて毎日笑顔で
きらきらと輝いていた二人を思い出す。

俺がアルコールで狂ってしまうまでは。


記憶と言う、俺の頭脳にしかない
モンスターが俺を切り刻む。


彼女はどうなんだろう。もう50を超えている彼女の心を
知るすべはもうない。リハーサルスタジオに息子を送り迎え
する際に顔を合わせるし、ごくたまに送ってもらうこともある。
でも会話はないし、表情はうかがえない。交通費として
いくらかを渡す時だけ「あいがとう」の言葉があるんだ。


7月10日、彼女の誕生日にちょっとしたプレゼントを渡した。
たまたまリハーサルだったので、誕生日当日に会えた。
その時、ほんの一瞬だが笑顔が見れた。
それだけで俺は飛び上がるほど嬉しい。


元妻に関する悲しみに伴って、ごくたまに訪れる会える日や
ちょっとした行き来、言葉、それら全てが楽しい。
また会える、その日が楽しみなんだ。



でも俺から何か余計なことをするわけじゃない。一生懸命に
話しかけたりもしない。俺はただ、彼女が幸せになってほしいんだ。
それも俺にとって大切な楽しみである、


ちょっとこの対比は続けたい。次回は「希望と絶望」だ。




https://www.instagram.com/sugi1023jp/

https://twitter.com/drum92594656

http://blog.livedoor.jp/sugi_g

https://www.facebook.com/sapporo.create

https://www.youtube.com/channel/UCNuOu4uwaQQhvrXJkk_Opng