514 水は低きに流れる
・・・とはよく言ったもんで、楽な方楽な方へと
心身が相対してしまった挙句、その「楽」の100倍
辛い思いをすることになる。
入院生活って人生の中でもかなり特殊な一時期だ。
長い人生においてたかが4か月（俺の場合）で、
すごい早さで順応していった。
入院当初、俺は仕事を抱え込んでいた。本業のwebだ。
新しく立ち上がる会社のサイトを必死に作っていた。
本来持ち今禁止のPC。俺だけ特別に院長の許可を得て
持ち込み、使用が許された。ただし使用時間は
午前十時から午後九時の間。かなり長いので良さげだが
正午は昼食、午後には風呂や洗濯、6時から夕食だ。
アトランダムに看護師や医師との面談がある。
予告なしにだ。いきなり病室に来て長い話になる。
つまり落ち着いてじっくり仕事に取り組むことが難しい。
PC元込みを良く思っていない看護師もいて、何とかして
やめさせようとする。
俺は当初、お客様と電話しまくって怒涛の制作を進めた。
お客様も8時だろうと9時だろうと電話が来る。
その上ネット回線がないので携帯のでデザリングだ。
サーバーへアップするときだけ接続して必死に進めた。
だが、そんな風に寝ても覚めても仕事と言う精神は
一ケ月しk持たなかった。いくら進めようと思ったって
決まった食事時間はあるし、曜日によってはミーティング、
全患者が集まる合同例会など意外と予定がある。
俺は気が付いたら効率良く＝手を抜くようになった。
ネット回線問題は駅前まで外出し、コーヒー店で
無量Wi-Fiを吊った。何と言う快適さだ。しかし問題は
時間だ。午前10時からPCが使えるが、正午に昼食なので
1時間ちょっとしか作業y出来ない。なのでしない。
昼食後にPCと外付けHDを持ってバスに乗る。
小樽駅のエキナカ、珈琲茶館で作業スタートだ。
www.kahisakan.jp
ただし外出許可時間は昼食後、午後4時までだ。
なので俺は昼食後バスに乗って到着の13時前後から
15時ちょいまでの移管内でのみ作業を進めた。
その後は9時までPCを使えるんだが、さっきまでのWi-Fiと
違って、今更デザリングでの作業などやってられない。
まぁちょうどその頃はほとんど出来上がっていたので
それも合わせて、俺は慌てたり焦ったりしなくなった。
精神病院なのでそれって好都合でもある。
そしてその頃以後、俺は断酒を決め、（6月19日）同時に
ドラマー復帰への道を探り始めた。数年ぶりで楽器屋の
webを探索しまくって方向性を絞りつつあった。
考えている時間はずっとベッドに仰向けだ。
PCを使わない日が増えて行き、スマホで楽器を見回る。
カクテルドラムの可能性に行き当たったのがこの辺である、
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