519 モノから受ける感情
・・・ってあるんですよ。くだらない事なんですがね、
例えば。今思いつくことだけでも。
歯磨き粉。いしばし病院に入院してた際に使っていたものを
使い切って、新しいものに変えた時。ちょっとした感慨あり。
一本のフェイスタオル。いしばし病院近くの100均で購入、
風呂で使うにはどうしても2本いるので買ったんだった。
現在は自宅で使っているが、手にするたびに一瞬憂鬱になる。
短パン、スェット。もちろん今でも使っているんだが。
当時は病室のベット上でこの2趣しか着用してなかった。
入院時のデニムはほとんど使う用事がないんだ。
退院前の4週間、毎週末の外泊訓練の際に着用するだけ。
5枚のTシャツ。入院で持って行ける数が限られているので
Tシャツは5枚しかなかった。さすがに夏場は間に合わず、
病院近所の「しまむら」で2枚購入した。今でも立派に
使えているんだが、袖を通すたびに一瞬当時の空気になる。
シャンプー。何とつい先日まであった。大きなボトルなので。
使い切った時は感慨があった。これでまた一つ、悪夢の
いしばし病院から離れることが出来る、そんな思いだ。
入院時、スーツケースには、先ほどのTシャツ5枚、パンツ5枚、
靴下5足、スェttp、短パン各1ほん、タオル、バスタオル
入浴用品、洗面用宇久、パソコン、マウス、外付けHD、
サンダル、財布、役所や病院関係の書類ファイル、財布、通帳。
月末の請求と入金の整理が難しかった。近場に北洋銀行の
ATMがなかったので、俺は一計を案じ、請求時に状況を説明し
ジャパンネットバンク(弦PeyPey銀行)への送金を願った。
保護費は北洋だったので、ここはコンビニのATMでカードから
家賃や微々たる光熱費’(住んでないからね)を払っていた。
家賃の他は電気、携帯である。すべて7-11で完結する。
今思うと、ゆっくりと独り暮らしに向けた準備を進めていたと
言えなくもない。退院後、それほどまごつくこともなかった。
だが、使い慣れた小さななモノ。それを使い切るたび、
酒害中の、家族と暮らしていた頃の、入院中のことなどを
色々思い出すんだ。ちょっとだけ悲しくなったり寂しくなる。
それくらい、いいじゃないか。
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