ネクスト杉山

余りに大きな犠牲を払ったが、ようやくアルコール依存症を乗り越えたドラマーの、明日への布石

もういない妻へ

日今年の誕生日のプレゼントを決めたよ。
楽しみにしててほしいな。きっと君にとって
うれしいものなんじゃないかと思うんだ。

言いたいことは二つだけなんだ。

ごめんよ。すまない。申し訳ない。
約束したははずだった
「幸せにする」
それを完遂する事が出来なかった。
それどころか逆に心配、悲しみ、
恐れ、困惑、大変なストレスを与えた。
さうあ
ごめん。すまない。

でも君はそんな言葉は聞きたくないと思う。
だから言い換える。

ありがとう。
ありがとう。
ありがとう。
ありがとう。
ありがとう。

30年以上も俺とともに生き、最愛の息子が今もいて
君が共にしててくれている。感謝だ。
今週末、君がいない時間だろうが、
俺は今週末、息子に会いに行く。
つまり君の家だ。

悲しくて寂しくて目が回ってて足元もおぼつかない、
そんな当時の俺にはわからなかったが、
離婚のダメージがここまでとはな。

あれから2年、どうにか自分を奮い立たせることが
出来るようになって来たよ。君のおかげだ。

ありがとう。
ありがとう。

楽しくてうれしい時間をいっぱい共にしたね。
君のおかげだ。幸せだった。毎日幸せだった。
最後の最後まで、君は俺のことばかりを
気に病み、自分のことなど何一つ聞いたことがない。

つまり、今の俺があるのは君のおかげ

ありがとう。

とばかり