ネクスト杉山

余りに大きな犠牲を払ったが、ようやくアルコール依存症を乗り越えたドラマーの、明日への布石

363 自分の弱さ。でも生きねばならない

俺は弱いという自覚がある。
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自らの酒害で招いてしまった家族との別離。
弱いからこそ陥ってしまったアルコール依存症
家族がばらばらになり、一人になって初めて分かった
愛する家族の大切さ、気づくのが余りに遅かった。

そりゃ病気です。一人の意志じゃ何も出来ません。
意志も気持ちも責任感も、何一つ通用しない。
そういう病気です。回復している今だからこそ
当時は見えていなかった色んな事がわかります。

俺は今でも元妻の写真を見ることが出来ない。
見ちゃうと表面張力でギリギリ保っていた前向きな心が
一気に涙と悔恨で崩壊し、何も手につかなくなる。

57歳の俺。元妻と出会ったのは俺が23歳、
元妻が19歳の時だ。すごく長い。それゆえ、
札幌の町はどこもかしこも思い出だらけなんだ。

今住んでいるマンションも幹線道路に面しており、
無数に通りかかったことがある。



毎日書くと決めたこのblog、
昨日は一日空けてしまいました。
実は退院後最強の落ち込みでした。
何かがあった訳じゃないんです。
普通に歯医者に行って、
メンタルクリニックに行っただけ。


最近凝っている「部屋の整備、不要物処分」に伴って
沢山の廃棄物が出ました。一緒になって別れるまで26年。
どれもこれも「モノについてくる思い出」があるんですよ。


いつまでもめそめそしてるんじゃない。
不要なものはさっさと処分して一歩前へ
進むんだ。間もなくリハーサルも再開だ。
甘ったれてないで立ち上がれ!


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実際そう思うんですよ。でも捨てる時。そのモノにまつわる
思い出。その時の会話。笑顔。瞬間的に雪崩みたいに
俺の脳内を駆け巡るんですよ。この土鍋で何度家族で
食卓を囲んだことか。このすき焼き鍋は結婚前に俺が
元妻=彼女と二人で楽しくすき焼きをやろうとして買ったんだ。


独り暮らしの俺に必要ない、それらのものを指定ごみ袋に入れ
ランクルームで今日まで保管、さっきゴミステーションに
投棄してきました。何度繰り返したかわからない「お別れ」です、

俺は弱いんです

せめて、息子が俺といてくれていること。
ともにミュージシャンとして
共通の目的で走ってくれること。

そして元妻は生きているということ。
死別したんじゃない。
彼が彼女を悲しませ、
傷つけてしまった分、これからは
幸せになる可能性があるんだ。
そのことを喜びたい。

でも、彼女を幸せにする、それは俺でありたかった。
本当にごめん。すまない。許してくれなくていいし、
恨んでくれ。ののしって罵倒してくれ。






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