562 再飲酒・再入院の恐怖

以前も書いたが、俺はいい大人であり、
別に暮らしには困っていない。借金もない。
独り暮らしだ。受け取り様によっては
孤独とか思われ月だが、俺は圧倒的な自由と捉える。

すると？

別にいつスリップしてしまおうと誰にも咎められない。
自宅、白石藻岩通を挟んで向かいはスーパーダイイチだ。
買おうと思えば一分で買ってくることが出来る。

問題はアルコール依存症患者である以上、
酒をコントロール出来ないという事実なんだ。
ちょっと一本。のつもりがそうはならない。
絶対に追加の酒を買ってくることになる。
そして自分を無くするまで飲む。しかもそれが続く。

すると？

早ければ数日、遅くとも2か月目あたりで再入院だ。
連続飲酒で暮らし全てがダメになり、経済的にパンクする。
もう病院に助けを求めるしかなくなる。

そんな患者を何人も見てきた。
退院後、二日目で再入院、七日目で再入院、
1年前まで入院していて再びこの度入院。

俺はそんな現実をたまらなく恐れる。
一本飲んだらもうコントロール出来ないんだ。
そういう病気なんだ。

だから俺は今日も飲まない暮らしをする。

ネクスト杉山