ネクスト杉山

ドラマーを引退し、会社をたたみ糖尿病を患い入院、長年連れ添ってきた妻と離婚し、鬱とアルコール依存で長期入院、思うように動かない手足と圧倒的な孤独感に苦しみながら、"CEDROCK"でドラマーに復帰しつつある男の独り言と「次」への布石

緊張と弛緩

俺、ずっとそれを繰り返してるみたいだ。

ちょっとでも気を抜くとフラッシュバックする。
酒害であらゆる騒ぎを巻き起こし、悲しげな
元妻の顔がありありと浮かぶ。



自業自得だ。でもそれが辛くて何くれとなく
用事を入れてるんだ。断酒会、AA、デイケア
メンタルクリニックへの通院。そして
バンドリハーサル。ドラマーとして個人リハーサル。

全く何もない一日があると、嫌な記憶が蘇る。

今日、温泉に行ってきたんだ。
全身がほぐれ、気持ちが柔らかくなる実感がある。

そして明日は一人リハーサルスタジオに入る。
ドラムセットの構築整備とドラマー個人の練習だ。

f:id:sugiyama-yuuichi:20210314235018j:plain

このフラッシュバックをどう乗り越えるか。
日々進化している中で、必ずや「気が付いたら
悩まされなくなっていた」状況になるはずだ。

幸せの事実

毎日の掃除洗濯ご飯に感謝。
美味しいご飯に美味しいって笑顔で。
外食したら「ご馳走様でしたっ」って
必ず言ってくれるんだ。

仕事で成功した話をすると拍手してくれてさ

いつも笑顔を向けてくれてたんだ。
俺の好きなものを必ず用意してくれた。

俺が病気になり始めの頃、毎晩のように
家族三人で長い時間色々な話をしたな。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

人間は過去に生きることは出来ない。
今の瞬間から未来に向けて生きて行くんだ。

でも、たまにさ。たまには思い出したいんだよ。
俺は皆の幸せを壊しちゃったんだ。ごめん。
そして、有り余る幸せを無尽蔵にくれた。

本当にありがとう。生涯忘れない。

幼稚園の頃のはずだ

俺はドラマーになるんだと決めた。
f:id:sugiyama-yuuichi:20210315003653j:plain
小学生の作文は常にドラマーへの思いだった。
大して点数が取れないテストの答案用紙、
裏には緻密なドラムセットやステージの絵を描いた。

嫌な嫌な家庭で育った。

毎日のように両親が流血戦の家に育てば
何らかの変わった要素も出るだろう。
その重要な一つが「ドラマーになる」夢への逃避だ。


そして俺はその頃作文に書いていた夢、

全てかなえてしまった。

売れ線の音楽はやっていなかったので一般的には
誰も知らないに近いだろう。HMやプログレだから。
今でも国内外、普通にCDショップでも通販でも
俺が叩いている楽曲のCDは多数販売されている。

そんな俺と言う人間の根幹だったドラムが
叩けなくなり、その上メジャーからの発売記念ツアーで
手足は限界を迎え、引退を余儀なくされた。

これが酒害へのスタートだ。
アルコール依存症への道をまっしぐらだった。

言い訳とでも何とでも言えばいい。事実は事実だ。

メンタルクリニックにて

AAや断酒会についてたまに聞かれる。

アルコール依存症患者が酒を断つには、一人の意志では絶対に無理であり、AAや断酒会などの自助グループに参加して仲間の力を借り、その話を聞き、話をし、心を共有して徐々に回復して行く。

そう聞いているし、関連するいかなる書籍を読んでもそう書かれている。なので俺は入院中からAAと断酒会について調べていた。6月19日からスマホのネット検索で調べたのだ。



AAのグループミーティングが自宅至近距離で行われているのは助かった。徒歩5分だ。セントラルオフィスと言うところに連絡すると、「そのまま訪ね、入れてもらえばいい」とのことで実際にそうしたのだ。さすがに見ず知らずの集団に一人乗り込むのはなかなか勇気が必要だったが、気が付けばもう半年通っている。2回ほどバースディミーティングとのことで菊水の会場にも行った。駅からかなり歩くが、若いころに暮らしていたこともあって場所はすぐわかる。



断酒会は、各グループの一覧を病院側から示してもらった。その中から通いやすそうな(大通り西11丁目徒歩5分)「札幌中央断酒会」に申し込んだのだ。名前からして信頼性に満ちているではないか。

ここで目論みを大きく外した。良い悪いではない。むしろ良いかも。会員が会長入れて3名、俺が入っても4名なのだ。しかも中央区の難病センターと言うミーティング会場がコロナ禍で使えず、これから場所を決めるということで、入院中から連絡を取っていたのだが、初めての顔合わせは12月に入ってからだった。そして会員の2名は出席していない。今のところ俺と代表の2名での茶話会になってしまっている。


この2つの自助グループに加え、毎週火曜日のメンタルクリニックでの診療と薬の処方、そして週に一度のデイケアが俺の参加する断酒に向けた活動である。意外と忙しい。明日はメンタルクリニックが朝10時から夕方4時まで、そして午後7時から8時半までAAのミーティングである。一番忙しい一日となる。


以上、治療・回復・訓練に伴う活動報告でした。

断酒会にて

4年とか5年10年、入院するってどんな感覚なんだろう。

たかだか4か月の俺でさえ、あれだけダメージが
あったんだ。うそじゃなく毎日毎日手帳やblogに
退院までの日数を繰り返し書いていたんだ。

f:id:sugiyama-yuuichi:20210330001748j:plain



その上俺は退院の日付が7月の段階で分かった。
それまでの毎日と違ってタイムリミットが分かれば
ある程度我慢が効くではないか。

さぁここで10年などと言う患者だ。
何時になったら出られるのかわからないわけで
一体何を心の支えにしているんだろうか。

そもそも「退院したい」という方向で物事を
考えているのかどうか。ひょっとしたら逆に
「いつまでもこの病院でのんびりやるさ」などと
考えているのではないか。実際40代の男が例会で
そのような発言をしたのを聞いたことがある。


目標とか目途とか、目指すものが明確になっていれば
人間力を出せたり多少の労苦を厭わないと思う。
それが全く見えない状況下で「がんばれ」と言われても
ちと難しいんじゃないか?

たかが4か月の入院で心から参った俺が思う一要素だ。

今日はリハーサルだった

メンバーの一人が体調不良で欠席、
この機会にと言うことで、レコーディングに向けて
楽曲の絞り込みと全体の方向性を取りまとめ、
これまでのリハーサル録音から採用する楽曲を
共有データにしてという、とても有意義なスタジオだった。


俺個人としても、時間がかかっていた
シンバルセッティングがほぼ決まった。

f:id:sugiyama-yuuichi:20210412005002j:plain

これで今度から演奏そのものに集中できる。


メンバー(マイナスワン)との会話で、
これまでの俺、息子の話になった。

改めて俺の病気が息子や元妻にもたらした
害毒を思う。息子は言う。今は別人だと。
恐らく元妻と出会った頃の父さんに
戻ってるんじゃないかと。

嬉しい。だが切なくも寂しい。でも受け入れる。

ミュージシャン同士だから通じる会話がある。
そう簡単には得られない関係性がそこにはある。
共通の価値を互いに支え合いながら一つの表現を
造り上げる、やりがいに満ちている。

毎日毎日、俺は浄化されているように感じるんだ。
こうして重ねた今日一日もより良い音楽実現のために
一歩前進し、一滴も酒を飲まず、惰眠をむさぼることなく
レコーディング候補をリピートして聴く。

明日は断酒会のミーティングだ。

食事の大切さ

いつも思うんだ。本当に大切だ。

普段からしっかりと家庭料理・自炊を実現して
いる方々であればこそ、たまに頂くホカ弁が旨い。
普段から手間を惜しまず料理をする家族や自身が
いればこそ、たまに手を出すお総菜が助かるんだ。

酒害真っ最中の人間はそもそも食わない。
飲むだけ、常時泥酔していれば空腹感はない。


俺はそこそこ料理の心得がある。

本格的な独り暮らしになって7か月。
今のところホカ弁、スーパーの弁当総菜、
カップめん、コンビニ弁当、ファストフード、
何一つ利用していない。全て自炊だ。
今夜はマカロニグラタンだ。

f:id:sugiyama-yuuichi:20210410193941j:plain

箱の裏に書いてある調理方法など読まずに
自分なりにアレンジして作るのが楽しいし旨い。

自炊によって、

- おいしい

- 作るのが楽しい

- 自己満足炸裂

- 片付けによる充実


等々が得られるんだ。買い物一つとっても
食材を痛めて廃棄など絶対に避けたいので
どうしたって計画的になる。


その点、料理したことがない依存症患者の
退院後はかなり辛いものになることは当然だ。
誰も作ってくれないし、その道具もないし、
ご飯一つ炊くことが出来ないんだ。

なのでコンビニやスーパーの弁当購入を
繰り返すことにンり、経済的に破綻が見え、
破れかぶれで酒を買ってしまい、病院に
逆戻りするパターンが余りにも多い。

そうならなくてよかったって、心から思う。