ネクスト杉山

余りに大きな犠牲を払ったが、ようやくアルコール依存症を乗り越えたドラマーの、明日への布石

鬱のしぶとさ

俺は多分、まだ鬱の状態なんだと思う。
まだまだ元妻への思いが強く、
思い浮かべると心臓がねじ切れそうだ。

そんな思いを紛らわせるべく、俺は自助グループデイケアに通う。
今もデイケアから帰ってきたばかりであり、7時からはAAだ。
二週に一度、リハーサルもある。これが貴重な時間である。

そのスパンに慣れてきただけで、心の中はまだ引きずったままなんだ。

俺のFBに、たまにイイネ!を入れてくれる。それだけで心が温かくなる。
息子とは時折行き来があるようで、その点も嬉しいことだ。

俺は多分、良かったころ。連続飲酒前の安定していた頃を思っている。
まだ息子も子供で、家屋皆笑顔が絶えなかった頃を思っているんだ。
ついこの前みたいに感じているが、かなり前のことなんだ。
実はもうかなり前から俺は終わっていた。気づくのが余りに遅すぎた。

だが、多分あそこまでダメな依存症にならないと、そして入院しないと
分からなかったに違いない。それと離婚も。離れてしまって初めて
どれだけ大切な人だったのかが分かったんだ。遅かったんだ。

でも俺は生きていく。未来なんてどうなるかわかりゃしないんだ。
断酒をしっかりと続け、一つでも二つでもいい、笑顔になれるように
ごきげんなドラミングを実現できるように生きて行こう。