ネクスト杉山

余りに大きな犠牲を払ったが、ようやくアルコール依存症を乗り越えたドラマーの、明日への布石

退院の日

待ちに待ち望んだ退院の日が来た。

俺は前々から約束していた通り、
元妻の車+息子に迎えに来てもらい
スーツケース他積み込んで病院を
後にした。二度と見たくない病院だ。

最初に俺のマンションに行き、息子の
器材関係を積み込み息子宅へ運搬、
息子宅の炊飯器を積んで俺宅へ移動。

そして家族が何十年も通っていた
ラーメン屋で昼食となった。
もうこんな機会もなくなるのかなと
思いつつ。

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そしてやっと俺は自宅に戻ってきた。
感慨に浸る間もなく片付けの続き、
溜まっていた仕事に怒涛の集中力で
取り組んだ。ほとんど飲まず食わずの数日間だ。

それが良かったのかもしれない。
飲酒欲求はきれいさっぱりなくなり、
タバコも同様だった。

これから断酒会やAA、デイケアなど断酒のため
自助グループに入らねば。俺は入院中から調べ上げ
断酒会に連絡し加入となった。AAは会場が
自宅至近だったので、水曜のミーティングに
飛び込みで申し出、新規会員となった。
デイケアも通ってるメンタルクリニックだったので
スムーズに入ることができt。

平日はこれでほとんど活動となった。
隙間に歯科医、眼科、内科を入れる。
区役所にも月に一度ぽ行かねばならない。
リハーサルは二週に一度、土日である。

これら重要案件をほぼ一週間でやり遂げた

残った憂いは、孤独感疎外感だった。