ドラミングの復活状況
2週に一度のリハーサルペースである。
俺はこれまで「構築する音楽」ばかりを
やってきた。HMもプログレも、構想から
始まる構築物としての音楽だ。
だが今回のユニットCeder SOUBGENは
インプロヴァイスを主眼にスパークする
瞬間を生かして進める音楽だ。
決まりごとはほとんどないと言ってよい。
それが功を奏した。つまり「はずれ」とか
「間違い」がないのだ。出す音全てがシンクロし
メンバー間の会話が始まる。当初は主に2名だった。
(三味線他:Hisao / Vo他:Yuko)
三味線とドラムスによる合わせの履修が続く。
すべて手探りなのだが、互いに経験がある。
何が来た時にどう返すか、すさまじい勢いで
双方の呼吸があってくる。
当初はなかなか言うことを聞いてくれなかった
手足は徐々に意志が通るようになり、
その勢いでシンバル関係を整え始めた。
前に行く、久しぶりにそんな精神になっていた。