ドラムセットアレンジ、自分のスタイル確立
俺にはまだ、カクテルドラム用のシンバルが
なかった。本体のデフォルトはクローズドHHと
クラッシュ1枚だ。
俺はクローズドHHアタッチメントには
スタジオのHH、つまり標準サイズのドラム用
14"をセット、クラッシュは同じくスタジオの
16"ヘヴィークラッシュをマウントした。
言うまでもなくシンバルがうるさい。
まず自宅保管していた8"と10"の廉価版
スプラッシュを持ち込んだ。ホルダー政策のために
買った2枚だ。音を鳴らす目的じゃなかったので
一番安いもので置いてあった。少なくとも
標準サイズの大音量よりはよいだろう。
そしてスタジオに格納したままの弟子の器材から
12"のRIDEと10"のスプラッシュを借用した。
そしてHHはHHスタンドごとスタジオの
備品を借りていた。14"なのでバランスは
最悪である。が、オープンクローズが
出来るだけでも大助かりだった。
やがて我慢できずに俺は様々なメーカーの
HHシンバルを調べ上げた上で、激安の
PLAYTECKの12"を購入する。
その上、スタジオの計らいでHHスタンドを
無償でいただけることになった。
その後チャイナやスプラッシュ、ベルを
増設している最中だ。セットに関しては
ほとんど出来上がったと言っていい。
問題はドラミングである。
手足のしびれは思いのほか手ごわかった。