520 自分をいじめる理由
この度、二日間ほど投稿が空いたのもそれが理由です。
生まれてからこっち、断酒に至ったついこの前までは
劣等感、自己否定、典型的アダルトチルドレンで、
自分がない。人に合わせて褒められることでしか
自らを保てなかった。それが理由で、何をやってても
足りない、まだ足りない、ダメな俺と決めつけていた。
唯一の例外だったドラム。叩いている時間だけが
そのままの自分でいられた。まぁそれさえ出来なくなって
俺は壊れ、アルコール依存症になってしまった訳だが。
プレイしている現場以外では、寸時に悪しき俺に戻る。
ライブ後など賞賛されたり崇拝していただいても
異様に居心地が悪く、「バカにしてるんだろう」と
決めてかかっていた。劣等感の塊だった俺にとって
褒められるというのはあってはならない、認めない。
自分で自分をいじめて来た半生だった。
元妻と出会った若かったころ、彼女の存在によって
俺の悪い癖は徐々に消えていった。
だが生まれつきと言っていい要素だ。根っこには
しぶとく残っていたんだと思う。時間がかかった。
今やっと、ドラミングを褒められたら
「ありがとう」と言えるだろう。
かっこいいと言われたら喜べるだろう。
もう一歩だ。
昨日、退院以来初めて映画を一本見た。
映画を見たり温泉に入ったり、そんな「楽しみ」に
罪悪感があったんだ。自分に対して、家族に対して。
楽しんじゃいけないと潜在的に思っていた。
でもいいんだよね。きっと、生きることを楽しんで
笑って感動して、そうやって生きてもいいんだよね？
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