510 酒量は絶対に増える
若者で飲み始めて、何年も何十年もかけて
酒の量は着実に増えて行く。気づいた時には
もう依存症になっている。その前段階で
自分の状態をしっかり認識できる人は
ほとんどいないと言っていい。
基準値がないだけに病変に気づくのが遅い。
ケガや事故やクビ、離婚、多くの問題発生の上で
どうしょもなくなって病院に来ることになる。
俺は30そこそこの頃。飲んでもいいところ500ml缶
1本だ。30代真ん中あたりでそのペースが毎晩となる。
40で人生の大きな転換点を迎えた。危機と言ってもいい。
俺は単身首都圏に出てドラマーとしてクリエイターとして
勝負に出た。その頃は東京の社長と、ほとんど毎晩
飲みに行っていた。同時に自宅で一人、平均して350ml缶
4本前後飲んでいただろう。
数年後に札幌に戻り、再び家族との生活が始まった。
自分の会社を立ち上げたんだが、イコール自由だ。
中心街に事務所も借りたので宿泊もできる。
俺はほとんど連日飲み歩いていた、挙句の果てに
事務所で飲むようになる。泥酔して帰れなくなったっことが
何度も何度も繰り返された。
その頃はジョッキで10杯平均は飲んでいt。毎日だ。
350缶でも8本くらいは飲んでいただろう。
糖尿病で入院した後、俺は壊れた。ゴラムを叩けない自分を
認識してしまった。もう俺には何も残っていない。
気が付くとストロングチューハイを完全泥酔するまで
毎日飲むようになっていた。
酒は毒物であり、依存性が極めて強い毒物だ。
それゆえ、断ち切ることが本当に難しい。大半の患者が
再飲酒再入院になるのもわかる気がする。
俺みたいに一回の入院できっぱりやめた患者は、かなり
レアケースじゃないか。退院即時再入院が当たり前の病気だから。
https://www.instagram.com/sugi1023jp/
https://twitter.com/drum92594656
http://blog.livedoor.jp/sugi_g