俺にないもの
妻。彼女が19才の時から今年の5月までパートナーだった。可愛く心が温かく、素晴らしい妻だった。今の孤独感はほとんどここにある。俺が彼女の心を勝手に一方的に欲しがってはならない。だからコンタクトしないと決めている。
つまりないものに、家庭がある。
仕事。つまり誰にも必要とされていない。
俺の孤独感はここにある。だが、飲み方が異常になっていったここ10年、実はその頃からもう俺、終わっていたんだ。トドメを刺されたのが飲酒運転、罰金百万。誤魔化し誤魔化し、自分を騙し、酔うしかなかった。
今、俺は独り暮らしをしながら孤独感と闘っている。一方には自由がある。誰も養う必要がない。その裏に孤独感がある。
コロナの影響はない。飲食業務でも観光業務でもない。生活保護で充分生きて行ける。自殺がコロナより多くなっているようだが俺は無縁だ。
孤独感に負けるな、自分。