ネクスト杉山

余りに大きな犠牲を払ったが、ようやくアルコール依存症を乗り越えたドラマーの、明日への布石

音楽が聴けなかった

REDを脱退、ドラマー引退の数年前からです。
自分の現状を思いますと、とてもじゃないけど
音楽を楽しく聴くことなんてできませんでした。


もう悪循環ですよね。好きな根元の音楽がダメで
生きることそのものだったドラムがダメとなると
もう生きて行くすべが何もなくなってしまいました。

よくね、「物事管変え方ひとつ」なんて言いますね。
今現在困ったり悩んだりしている人は「何をそんな」
「それで済めば苦労しない」などと感じるかもしれませんね。

でも、これって結構真実をついてると思うんです。

だって、私自身がそうでしたから。
入院中、2020年6月20日以後のことです。
俺はドラマーに戻るんだって覚悟を決めたんです。

本当にその瞬間から、まず多分ですが顔が違い、
目が違っていたと思います。心が躍って仕方がない。

実際その時の覚悟や決心が今の音楽=ドラミングに
繋がっていますので。何よりの証拠ですよ。


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心の奥底はもちろん、色々な煩悶や苦悩がありました。
徐々に徐々に清浄化されて行くんですが、退院当初は
孤独感と喪失感で、平常心を保つことが難しかったんです。
もうずっとテレビをつけっぱなしにしていました。

やっぱり音楽を聴くところまではなかなか。

でも今は。ほとんど音楽を聴いています。
テレビは余り・・・ご飯食べているときにニュースを
見るくらいでしょうか。

ドラムを叩くことが出来ない私にとって音楽を
聴くことは本当に残酷でした。でも今は余りにも多くの
音楽を聴いています。変わったのは心の中だけなんです。
考え方を変えただけでこんな違いが出るんですね。

もっと変わって行くと思います。だってやり続けるから。