ネクスト杉山

余りに大きな犠牲を払ったが、ようやくアルコール依存症を乗り越えたドラマーの、明日への布石

まだ遠い退院日

10月1日退院は決まっている。
その時、まだ8月中旬だ。
ざっと一か月半残っている。

俺は手帳に退院までの日数を
記すようになった。当時のこの
blogには「退院まで後〇日」とか
「必ず退院は近づいている」などと
わなわなしている記事が残されている。

f:id:sugiyama-yuuichi:20210209230817j:plain

日に何度も手帳の日付を見ては数字を
確認する。何度見たって変わらないのは
自分でもよくわかっている。

退院が待ちきれないのは誰でも同じだろうが
俺には別の理由がある。まず一点目は
何と言ってもドラマー復帰だ。
その環境整備、TAMA Cocktail Jamの入手、
リハーサルへの段取りなど、いくらでも
やることがある。

次に仕事だ。毎日のように小樽駅
コーヒーショップはさすがにきつくなってきた。
500円のコーヒーでも週に5回で月に1万円だ。
なので自然に仕事が溜まっていった。
退院したその日から怒涛の制作作業が始まる。

最後に病院の環境自体がもう耐えられない。

f:id:sugiyama-yuuichi:20200409140637j:plain

ダメ男しかいない空間に居るのはもうたくさんだ。


やるべきことを見つけた俺は突如入院が今までになく
嫌で嫌でたまらなくなった。早くドラマーに戻り、
早く仕事をしたい。そして早く自由になりたい。