ネクスト杉山

余りに大きな犠牲を払ったが、ようやくアルコール依存症を乗り越えたドラマーの、明日への布石

偏見と病気

こればかりは仕方がないんだ、今の今は。
未来はわからんが。

だって知らない人から見たならば、



●毎日酒を飲み
●前後不覚になるまでやめられない
●借金してでも飲む
●泥酔して道路で寝込む
●歩けない、階段から落ちる
●家族や上司や親に何を言われても酒をやめない
●事故を起こしたり犯罪に手を染めてまでも飲む


こんなやつを見たら誰だって「人間の屑」「ダメ人間」と
感じて当然だと思うんだ。

でも200万人以上の患者の中でわずか4%程度しかいない
入院治療通院している依存症経験者ならわかる。


あれは病気なんだ。


甘えでも言い逃れでもない。事実病気なんだ。
つい20年前までは単なるアル中(今はこの言葉はない)と
片付けられていた。入院したとしてもその環境は劣悪で
拘禁施錠状態だったと聞く。

まだ俺は断酒して10か月だが、どうやら脱している。
酒に逃げる必要がない生活を送ることが出来かかっている。


皆に分かってほしいとは思わないし、それは無理だ。だが事実
犯罪者だってかなりの割合でそこには病気が横たわっている。
その個人を責めても何の解決にもならない。
病気を治すんだ。