ネクスト杉山

余りに大きな犠牲を払ったが、ようやくアルコール依存症を乗り越えたドラマーの、明日への布石

入院生活

俺はたかだか4か月だった。
参加している断酒会の代表は8年だ。

説得力が違うが、そこは何の自慢にもならない。

面白いものでネットに落ちている画像はきれいなものばかりだ。

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二枚目は当該病院ではないが、俺が入っていた大部屋に
かなり近い絵である。こんな感じだった。隣のベッドとは
30センチだ。ベッドを含め、あらゆる金属はさびている。
床のタイルは50%以上はがれており、トイレなどの窓ガラスは
針金入りの留置場仕様だが、それでもひびが入っていて
カギが動かない窓も多い。まぁガキがかからなくても
窓が開くのは3センチ程度だが。自殺防止策だ。


閉鎖病棟を出られるのは「黄色」の患者、これは敷地内
外出が許可される。そして「青」これは敷地外でもOK。
おれは割と早く「青」になれたので、よくバスに乗って
小樽駅前や、逆方向のオタモイ海岸に行って好きなだけ飲んだ。

そんなある日、カウンセラーと二人きりで話さねばならなくなり
匂いで速攻ばれた。ものの5分で隔離部屋に収容だ。

隔離部屋。留置場とおおむね同じである。


あの3泊があって、俺は考え方を180度変えることが出来た。
それはいまでも貫いている。タバコも同様。


また折に触れて入院生活の地獄を書こうと思う。