命を救ってもらったんだ:その2
俺はもう社会生活どころか日常生活も
ままならなかった。階段の昇降も出来ないんだ。
メンタルクリニックの連携で、札幌の専門病院
A山病院に入院する。俺は仕事のせいにして、3か月の
メニューを1か月に短縮してもらった。
その時も俺は酒をやめる気などさらっさらなかった。
入院してからも毎日コンビニでチューハイを買って
飲んでいた。2回に渡って飲酒がばれ、強制退院となった。
それでも俺は強制退院したその日から飲んでいた。
真夜中に家を出てコンビニでチューハイを買って公園で飲む。
もう吐きながら飲み、下痢のままで飲んでいた。廃人だ。
メンタルクリニックに行く時も、近隣のコンビニで数本飲んでから受診した。そんな様子を見ていた院長は、俺に「修行してこい」と言った。
天下無双の小樽いしばし病院である。
これが第3の恩人だ。
続きます