ネクスト杉山

余りに大きな犠牲を払ったが、ようやくアルコール依存症を乗り越えたドラマーの、明日への布石

495 昨夜の「プロフェッショナル・仕事の流儀…

アルコール、薬物などの依存症に苦しむ
方々への支援を続ける代表が題材だった。


かなり大規模で、独自に就労支援を行い、
作業所やレストラン、子ども食堂なども
運営し、入所者の人生再出発を促す。


とある一人の男、50代。元々家庭があり
子供も二人いた。酒害により程なく離婚、
我が子の記憶は子供が2歳の時で止まる。

施設ではある程度責任ある立場になり
給与も得るようになった彼のデスクには
子供が2歳のころの家族写真がある。

彼は心細い収入から、ほんの少しでも
家族に詫びたい気持ちからお金を送ろうと
代表に相談、直接いきなりの連絡を制して
代表が元妻に連絡を取った。


けんもほろろだった。元夫のお陰で
どれだけ人生を狂わされ、毎晩の暴力、
働きもせず飲み続け、あげく逮捕懲役。


今更何だ、もう一切関わらないでほしい。


残酷だがこれが一番多い反応らしい。
彼は肩を落とし、落胆を隠せない。

それでも彼は施設で働く。貯金箱をもらい
何年かかろうと一杯にし、家族に渡そう。
それだけを希望に、今日を生きる。


辛かったな同士よ。でも家族はもっと
辛かったんだよ。あんたは病気だ。もう
自力じゃ酒を止められなくなっていたな。

でも、いくら病気だからとは言え、家族は
地獄だっただろう。あんたが、俺が与えた
苦しみ悲しみは絶対に忘れてもらえない。

詫びも受け入れられないだろう。
謝るということは、「だから許してくれ」
そう言っているも同然だ。

許せるわけがない。


許されない自分、受け入れられない自分を
抱えて今日一日を生きる。依存症患者が
出来る、最初の一歩だ。





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