ネクスト杉山

余りに大きな犠牲を払ったが、ようやくアルコール依存症を乗り越えたドラマーの、明日への布石

528 アダルトチルドレンとアルコール依存症の相関関係

世界中どこでも「完璧な家庭」なんてない。
第一基準がないんだから、何をもって「完璧」と
定めるのか。家庭には必ずいくつもの機能不全要素が
あるはずだ。なので国民皆アダルトチルドレンだ。


その程度が問題なんだと思う。過干渉、育児放棄
暴力、夫婦関係破綻の両親、親が何らかの依存症。


あなたがアルコール依存症になった根本に育ちが
あったとするならば、その事実を受け入れるところから
治療、回復が始まる。
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俺の場合、父親がギャンブルとアルコール、女性への
依存症
だった。親父は結婚した頃に勤めていた銀行で
使い込みをして諭旨解雇、地元にいたたまれなくなり
東京に逃げて来た。毎晩酔っている父親を見るのは
本当に辛かった。


問題はむしろ母親だった。

うまく行かない苛立ち、ストレスを全部俺に向けた。
柱に縛り付けられて火をつけられそうになったこともある。
小学校低学年の時に左ひざを蹴られ、骨が変形した。
その後、体育の時間は「左足で踏み切る」スポーツは
全て免除だった。ツーバスが踏めない理由もここにある。

母には常時怒られたが、記憶に鮮やかなことがある。
「笑ったり喜んだりすると怒られる」
友達と遊んでいて笑うと怒鳴られた。
遠足の写真で笑って酢俺を見て怒鳴られた。


理由は「恥ずかしいから」だそうだ。


喜ぶな。笑うな。楽しそうにするなと言われた。

結果、俺は母の顔色をうかがい、機嫌がいいか悪いかばかり
気にする子供になった。まぁそれはそれで「人の顔入りばかり
伺いやがって」と実際に何度も何度も言われ、蹴られるんだが。


長じて俺は「喜怒哀楽」を出せないようになった。
人がどう思うかが行動や思考の動機になった。
と言うことは?


「自己肯定感ゼロ」
「強烈な劣等感」


今思えば、ドラミングを賞賛されるのが苦手だった。
叩いてる最中だけが生きていて、ステージを降りたら
元に戻る。劣等感だけなので、褒められると逆に
バカにされてるように感じていた。


こういう人間は人の事ばかり優先するから、人に困った顔を
見せることが出来ない。悩みを相談できない。弱音を言えない。

安らげる場所がない。


俺の場合はその辛さが何十年とあり、結果的に酔いに逃げた。
逃げて飲んでるんだから節度なんてもてない。
美味しくて飲んでるんじゃないんだ。酔うのが目的だ。


断酒して一年半。同時に禁煙も。

毒親とは昨年二月に絶縁を伝えた。
今の俺は成人意向で最も良い状態だ。




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