ネクスト杉山

余りに大きな犠牲を払ったが、ようやくアルコール依存症を乗り越えたドラマーの、明日への布石

351 断酒一周年を迎えて、その2

今日の一周年、特に何かをするわけでもなく、
一人でスタジオに入りましてドラムセットの調整や
設定、色々やって試奏しました。


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それでは前回の以下記事からの続きです。
sugiyama-yuuichi.hatenablog.com
飲むことしか考えていなかった俺は一方で、
病院から交わされた本を毎日読んでいた。


入院初日に購入、当初収容された監視二名部屋で即日読破した。
とても平易に書かれており読みやすかったのもるのだが
アダルトチルドレンの記述や、そこに起因する酒害への道、
家族に及ぼす影響、当人の心境や精神の動き。

とにかく思い当たることばかりだったんだ。
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飲むことばかり考えていた俺だが、この本から始まり、
日々の回診や看護師さんとのやり取りを通じて、徐々に俺は
飲むこと以外を考え始める。まず真っ先に家族のことだ。

その証拠だろう。元妻へ、そして息子へ、投稿している。
sugiyama-yuuichi.hatenablog.com
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この頃の落ち込みは自分でも「良く死のうとしなかった」と思う。
完全な鬱病である。何日もずっと泣き続けていた。

不謹慎かもしれないが、
これも良かったことの一つだ。
堕ちるんだ、もっと堕ちろ。
まだまだ底はある。落ちるんだ。

その心を何とかしようと、現実から目をそらそうと、
俺はますます隠れ飲酒を続けた。そして6月15日、全てばれてしまい、
例の独房、隔離部屋への収容に至ったんだ。

このことはもう何度も書いたから省略するが、
つくづく収容されて良かった。


俺は解放された6月19日、完全な生涯断酒を自ら決定する。
ついでにタバコもやめることにした。飲酒を誘発するらしいので。
同じ理由で炭酸飲料、栄養ドリンク、果汁飲料、全てやめた。

今も朝食の牛乳と、断酒会のアイスコーヒー以外は麦茶だけだ。

明日の「断酒一周年を迎えて」最終回「その3」は、
現状報告と未来への展望を投稿します。



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