356 不都合の原因は劣等感だ その3
この投稿は短期続きものです。その1、その2を
以下にご案内しますので宜しかったら是非。
sugiyama-yuuichi.hatenablog.com
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俺の劣等感は始末が悪いことに、その裏返しの方が
全面に出ていた。つまり、人から見たら劣等感どころか
「オレサマ・俺が杉山だ・自分大好き・自信満々」だ。
周囲のほとんどはそんな感じで俺を見ていたと思う。
俺は首都圏でバンドを始める。俺以上にメジャーから
ヒット作品を多く出していたシンガーとのバンドだ。
そして東京での飲み仲間の一人が実は音楽方面の
広告代理店を経営する社長だった。
俺は彼の会社でwebの責任者として勤務するようになる。
その後3年を経て、俺は札幌に戻ることが出来た。
実は月に一度は会社の計らいで俺は札幌に帰ることが
許されていた。そんなある日、息子が言ったんだ。
「やっぱり、お父さんがうちにいる方がいいな・・・」
その言葉を聞いて俺は帰札を決意した。
そして独立し、札幌クリエイトを設立、高校や専門学校で
ドラムの講師も務める。バンドはREDが復活し、
メジャーから1stアルバムを出すまでに至る。
10年近く、俺は必至だった。生まれて初めての経営だ。
誰も俺に給料を払ってくれない。その危機感はすごかった。
一瞬も気を抜けない。付き合いも依頼も絶対に断らない。
今思うとただの迷走だが。
もうその頃は事務所への泊まり込みが連日だった。
帰りたくても帰れなかった、飲みが終わらなかったんだ。
そして今日2021年6月22日。アルコール依存症になって
短く見積もっても5年。やっと、やっと抜け出した。
酒を口にしなくなって一年、タバコもジュースも摂らず
音楽をやっている。
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劣等感は・・・そうそう簡単には消えないだろうが、
今のところは感じない。むしろ「なかなかやるじゃないか」と
思わなくもない。俺は自信をもって生きていいんじゃないか?
やっとそう思えるようになっている。
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