ネクスト杉山

余りに大きな犠牲を払ったが、ようやくアルコール依存症を乗り越えたドラマーの、明日への布石

これまでのことがよみがえる

今日、わけ合って人と会い、打ち合わせをしたんだけど
その内なんだか「これまでから今に至る流れ」の話に
なったんだわ。主に結婚してから息子が生まれ、
マイホームを買って仕事が変わって・・・そして
今につながる話。

息子が小さかった時にマンションを買った。
夫婦二人でまずは万歳したっけな。
かなりの期間、安定した幸せな生活が続いた。

勤務先の様子がおかしくなり、会社を辞めた。
40歳の頃だ。あれから迷走が始まったように思う。

幼かった息子と家内一人を札幌に、俺は単身首都圏に
乗り込み、ドラマーとして、webクリエイターとして
生き始め、それがもとになって札幌に戻り、
札幌クリエイトとして独立起業した。

当初は本当に好調9だった。専門学校の非常勤講師も務め、
一時期は一千万プレイヤ-だった。

それなのに。

幸不幸って、比較対象することじゃないんですよね。
砲弾飛び交う中を命がけの仕事をした戦場カメラマンも
虫歯一本でのたうち回るんだ。人の痛みや苦しみは
絶対にわかりゃしない。


つまり俺の悲しみ、痛み、苦しみは誰にもわからない。
同時に、痛くないし悲しくないし苦しくないかも知れない。
だってわからないんだから。今、俺はとても幸せかも。

毎日やることがある。誰かが俺を待っている。
最愛の息子がミュージシャンとして共同体である。
ドラマーとして刻一刻と復活パーセンテージが上がっている。
毎日の料理が楽しい。おいしい。リハーサルが最高だ。
レコーディングの予定もついに決まった。

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最高じゃん。


www.youtube.com


もちろん元妻への思いはある。寂しいし悲しい。当然だ。

でもさ、このまま飲まないで生きて行けば、
たとえ会うことがなくても、何らかの情報で
「飲まないで生きているんだね」って思って
もらえるかもしれない。可能性はゼロじゃない。

俺、それで十分幸せになれる。