ネクスト杉山

余りに大きな犠牲を払ったが、ようやくアルコール依存症を乗り越えたドラマーの、明日への布石

寂しさを直視しない

つい8ヶ月前まで共に暮らしていた家族だ。寂しさや孤独感に襲われて当然だ。退院直後から俺はほとんど鬱だった。

バンドが、ドラムがなかったら狂っていたかもしれない。

2月。やっと俺は見送ることが出来そうだ。俺はいつまでも、あなたを大切に思っている。この世に生きていてくれるだけで、嬉しく思っている。

三十年以上を共にしてくれて、本当にありがとう。幸せだった。