323 断酒を決めた以上は - ネクスト杉山

俺は感じ方、考え方、価値観、全てひっくり返す。
ひらめいた「カクテルドラム」という可能性に
俺は内心沸き立った。これなら行ける！と。
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心で生き方を決めたのは隔離部屋から出た日、
忘れもしない6月18日だった。間もなく1年になる。

一年しか経過していないことに驚愕するが。
3年くらいの体感経過である。

さて、このＹＡＭＡＨＡカクテルドラムが
どこをどう探しても出てこない。世界のどこにも。
製造完了して楽に10年以上経過しており、
どこのオークションスタンドにも楽器店にも
出ていないのだ。世界中探したのだが。

そこで俺は、同じような考え方で作られた
カクテルドラムを探し始めた。

決して「ドラムセットの代用品」とか「単に小さい」
ではない。理由があって、その音が欲しくて作られた
プロユースのカクテルドラムでなければならなない。

見つけたのが現在も愛用のこれだ。
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精神の力って本当にすごい。心が先に変わり、その次に
考え方が変わり、感じ方が変わり、体が変わり、
行動が変わる。その行動によって心はますます
浄化されて行く。浄化されるから行動ももっと変わる。

俺はその時まだ何もしていなかった。
ただ「カクテルドラムで復帰しよう」と決めただけだ。
たったそれだけで俺自身のすべてが変わった。
さぁそうなったら？以下の投稿に結果が詳しい。
sugiyama-yuuichi.hatenablog.com
sugiyama-yuuichi.hatenablog.com
8月に入るとCEDROCKのメンバーと電話やメッセンジャーで
打ち合わせに入った。俺の退院は10月1日だ。
退院次第、リハーサルを入れようということになった。

病院側からは最低でも2～3か月は何もせず静養に努め、
断酒に向けて集中するようにとのお達しがあったのだが
俺は一切無視した。そもそももう飲まないと決めたんだから
断酒に向けても何もない。決めたんだから決めたんだ。

だがその段階から退院までまだ60日以上。
これは本当に本当に長かった。
毎日このblogで「残り〇日」と記していたのだが
それを覗く看護師がいた。「退院日を指折り数えてるようじゃ
ダメだよ」などと抜かしていたが、俺は一切気にしなかった。
というかblogを書くなと言われていたんだった。
「その前にやることがあるでしょ」などと言っていたが
俺は従わなかった。俺が正しいと思ったことをやるんだ。

ドラマーに戻ると決めた俺は、唯々諾々と生きることを
一切やめた。俺が判断し、俺が決定する。主語は俺だ。
お前らが俺に買わせた本には「主語は自分に」って
書いてあったぜ？それをそのままやってるだけだ。
文句は言わせない。言われても俺は聞かないから。