ネクスト杉山

余りに大きな犠牲を払ったが、ようやくアルコール依存症を乗り越えたドラマーの、明日への布石

337 入院前。ある日の俺

昨年の2月くらいか、長年webの顧客として
取引してきた大きな会社。打ち合わせだ。

実はもう10年近く俺がその会社のwebを作ってきた。
しかしここに来てより一層の発展を見越して
俺んとこと、もう一社のプレゼン合戦になったんだ。

相手は最新テクノロジーを使いこなすプロ中のプロだ。
俺当りは到底追いつかない。出来ることは提案したが
規模も内容も圧倒的にかなわなかった。

しかも俺はプレゼン前に飲んでいた。

だが長年担当してくれた部長さんが俺を呼んでくれて、
なんとか今回のプロジェクトに俺も加われないかと
経営陣に打診してくれたんだ。


それなのに。その場で俺がやったこと。

 ・新しい制作会社のwebに難癖をつける
 ・現在のこの会社の原材料の取引状況を尋ねる
 ・相手は答えられない。そこを突っ込む
 ・もう喧嘩同然だ。立ち上がったところで止められた。

お分かりと思うが、その会社さんとのアポ時間。
その前一時間くらいかけて俺は飲んでいた。


打ちひしがれての帰り道。俺はバス乗り場目の前の
セイコーマートで酒を買って店の灰皿前で飲んでいた。
2本くらい飲んだのか。バスに乗り、自宅前へ。
バスから降りる際に膝から崩れ、俺は路面に倒れた。


額から血が出ているようだ。
痛みはあまり感じない。

こんな種類のことがたくさんあったんだ。
例を挙げればきりがない。誰が見たって人間の屑だ。

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そういう病気なんだ。病気だったんだ。