ネクスト杉山

余りに大きな犠牲を払ったが、ようやくアルコール依存症を乗り越えたドラマーの、明日への布石

2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧

335 家庭がなくなってしまう寸前

一か月くらいだろうか、TVも見ずに三人で 人生のこと、考え方、思い、色々な話を 毎晩毎晩していた。三人とも本音で飾らずに 自分の言葉を紡いでいた。 あんなに濃密に会話したのはいつ以来だろう。 息子が大人になってからは、なかったんじゃないか。40歳の…

334 退院の日

ついに迎えた10月1日。俺は元妻と息子が 迎えに来てくれるのを待つ。約束よりちょっとだけ 遅れて車が見えてきた。 物凄く嬉しかった。その分、寂しかった。 札幌に向く途中、俺も息子も銀行に用事があり 手稲の北洋に立ち寄った。すごい平常行為。 昨日ま…

333 外泊訓練について その3

どんどん退院が近づいてくる。 そのこと自体は本当にうれしい。 毎週土曜~月曜の外泊訓練なので 「あと3週間」「あと2週間」と言った区切りが 体感出来てありがたかった。 気がかりだったのは前回も書いたが、電気設定。 我が家はオール電化なので時刻設定…

332 外泊訓練について、その2

最初の外泊。これは待ちに待った。 確か5名が外泊訓練で看護師詰め所前に並ぶ。 例の看護師が順番に声がkをするのだが、 俺の時だけ突如大声で睨みつけながら 「 大 丈 夫 で す か 」と叫ぶんだ。はい、と返事をし、後はそっぽを向く。 小樽札幌間のバスは…

331 外泊訓練について

本来は8回の外泊訓練を経て退院に至るのだ。コロナ禍で外泊訓練が中止になり、様子見だったのだ。 小樽市内及び札幌の状況がやや好転したことから ようやく実現した、わずか3回だったが、今思うと 3回でよかったのかな。今はそう思う。 1、支度をして午前9…

330 「新生会」とは

311の二人部屋から一週間で307と言う7人病室に入った。その間は半月以上、俺は外出してはあちこちで飲んでいた。 そして飲酒行為が病院側の知るところとなり、 隔離部屋へと収容された。その経緯は以下の三篇を ご覧いただければと思う。sugiyama-yuuichi.ha…

329 特定看護師との闘い

一名。女性、同世代。思いきりふくよか。 Bさんとしよう。この看護師が敵だった。 ◆PC問題◆俺は仕事上どうしても必要だということで、入院前の 院長先生とのオリエンテーションで特別に許可を得ている。 回線だけはどうしょもない。看護師詰め所のネット…

328 入院患者の事態 その2

今日は少々変わったパターンを投稿する。 「余りにも極端な再入院」をする患者だ。 その前に「合同例会」についてご案内する。 週に一回、デイルームと言う広い部屋で 全入院患者(全と言っても1Fのアルツハイマー型や 2Fの統合失調症、双極性障害等々の…

327 入院患者の実態

これも一部フェイクありですが、基本的には 全て事実として記述いたします。 >> 入院1年9か月、50前後と予想、A氏A氏は大柄だ。癖のある歩き方であり、丸刈り。 俺が仕事の電話で「電話が許されているエリア」で 通話していた時、通りすがりざまに「声…