381 自助グループについて
俺は２つの自助グループに所属する。
まずは断酒会。そしてAAである。
どちらも、そこで出た話、その内容は
出せない。だからこそメンバーは
思いや体験を嘘偽りなく話せるんだ。
断酒会は小樽に入院中に看護師の
案内で知るに至った。たくさんある
断酒会の中で、通いやすく少人数の
グループを希望し、今は週に一度の
ミーティングを継続している。
AAは自ら調べたところ、自宅至近の
会場を使うグループを発見、ほとんど
いきなり乗り込むような形で入った。
断酒するためには自助グループが
欠かせないと何度も聞いていた。
そう言うモノかと感じ、それぞれ
特に疑問なく会員になった。、
アルコール依存症患者の内、病院に
行くのが全患者の4%、その中から
自助グループに参加しているのは
更に少数だろう。会員は皆先鋭だ。
まず入院だが8年十年当たり前だ。
逆に断酒して二十年も普通にいる。
天涯孤独で施設で暮らすお年寄り
飲酒欲求に勝てず、みりんから始まり
手指の消毒液を飲んだと言う実話。
俺など蚊に刺されたようなものだ。
酒を断つために俺は出来ることを
やっているんだ、そんな自己満足も
得られる。スケジュールも埋まり、
何となく慰めにもなっている。
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380 眠くならない
困っだことだが、オオゴトではない。
寝られないなら寝なきゃいい。
ここ回明堂眼科は、どこもかしこも
清潔感がある。不快にならない。
今いる四人部屋、居るのは俺一人。
この広さでら4ベッドか。贅沢だ。
小樽いしばし病院は似たような
広さで7ベッドだった。
多分入院患者はほんの数名だと思う。
快適です。大事なことです。
2ヶ月を要して私は自宅を整備した。
多少心残りがあっても不要ならば
思いを断ち切って廃棄した。大型家具も
たくさん廃棄した。我が家はまるで
モデルルームのように快適な空間だ。
それが今、回復しつつある俺なんだ。
居心地が良いからクリエイティブに
物事を捉えることが出来る。
まだ先でも良い作業を今すぐ始める。
快適だから音楽をより深く理解する。
それがドラミングにも生きてくる。
酔った頭と姿勢は、床に転がる空缶や
空瓶にその精神が投影され、片付く
どころか汚れる一方だ。それはそのまま
当人の精神、心身の状態を指し示す。
つい一年半前の俺がそうだったから
依存症患者の気持ちは人一倍わかる。
俺もそうだったんだよ。
吐瀉物や糞尿だらけの寝床でひたすら
飲んでいたんだ。数ヶ月も入浴せず
歯も磨かずに飲んでいたんだ。
朝コンビニで飲む。一口で吐く、
だが飲み進めると吐き気派収まる。
手の震えも飲み進めると収まる。
酔ってさえいたら、現実の自分を
見ないで居られる。ドラムを叩けない
俺なんて生きる価値もない。
でも働いて家族を養わねばならない。
そしてそれが出来ない、まだ飲んで
逃げる。見ないように、そのために飲む。
だから俺は、酒を我慢するんじゃなく
「酔わなきゃならなかった原因」を
理解し受け入れ、過去に勝つことにした。
新しい俺のドラミングを何より最優先し
確立すべく練習し機材を吟味し、
多少苦しくても、必ずや手に入れた。
そのたった一つの行動が俺の全てを
変えて行った。確実にドラミングは
新たな表現を生みつつあり、
見た目もミュージシャンに戻った。
部屋は余りにも整理され、美しく
調えられた。
コンビニ弁当もスーパーの惣菜や弁当も
退院以來一度も買っていない。飲物も
水出しの麦茶だ。月に二百円である
飲またい気持ちがなくなった。
今でも目の前で生を飲まれてもCM見ても
全く影響は受けない。
一番大事なのは、自分がありたい自分に
向かって本気でしかも楽しんで涼む、
その第一歩を今踏み出すことじゃ？
俺が出来たんだ。アルコール依存症患者は
今すぐ始めよう、約束するが回復するぜ
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379 9ヶ月ぶりの入院
今日から3日間、俺は白内障と網膜症の
手術で、札幌の回明堂眼科に入院する。
精神病院とは何から何まで違う。
自殺防止の柵もないし、窓も全部開く。
また、清潔感が違う。精神病院の治療は
精神だ。規則正しい生活や規律を守ること、
ミーティングや講話辺が治療の主眼だ。
床や壁、カーテンやドア、窓なんて
どうだっていい。錆びてようか蜘蛛の巣が
あろうが構いやしない。
ここ眼科は、極めて神経質に消毒を施し
何から何までピカピカだ。清潔なんだ。
内科の入院経験もあるから、精神病院の
特殊性がよくわかる。あれは拘置所だ。
これから手術だ。不謹慎なようだが
三日間の非日常を楽しみたい。
同じ入院でも内容が違う。全く惨めじゃない。
つい9ヶ月前までの地獄とは偉い違いだ。
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378 警察官の見方
ＴＶ番組の密着警察的なコンテンツがあり、
よくパトカーの仕事模様が放映される。
その際に、素人ではわからない独特の視点で
車を、歩行者を捕まえ、職務質問する。
俺は先週のリハーサルにおける待ち合わせの際
即無質問を受けた。その際はこの格好だった。
まぁ職質されても仕方がないか。
車の場合は「テールランプが片方切れている」とか
「ブレーキランプが片方切れている」といった整備不良が
職務質問の初期動機になっているらしい。
もちろん整備不良なので、それ自体が良くないことだ。
始末書とか一筆書いてってことになるんだが、警察官の
目的はもっと奥にある。何らかの犯罪につながる 物品や
後ろめたい事情があるのではないか？そう捉えるという。
たかが小さなランプが一つ切れている。
それってそのままドライバーの心の乱れのような
よこしまな思いが出ているからではないか？
俺はミュージシャンだ。外見だってカッコつけ放題だ。
だが酒害に狂ってる頃。人と会うのに「スエット、Ｔシャツ、
はだしにサンダル」とか「スェットに長靴、トレーナーに
ジャンパー」など、とにかく見た目なんてどうでも
良かった記憶がある。そんなことどうだっていい。
飲めればよかった。酒さえあればそれで良かったんだ。
こぎれいで清潔感に溢れている
アルコール依存症患者はいない。
怪しいとプロが見る、
そこには「人間としての心の乱れ」や
「何かを隠したい・嘘をつく」と言う
良くない心の裏返しがある。
今、俺の暮らすマンションの部屋はモデルルームさながらだ。
服装も都度「らしさ」を判断する。
これは心の状態がそのまま出ているんだ。
俺はとんでもない速度で回復している。
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377 飲んだ上での最悪の出来事
初めのうち、そう、2014年あたり。
俺は自営の会社において業績が悪く、
あらゆる経費を削減することになる。
まず賃貸の事務所を解約。従業員は完全出来高。
そして・・・自宅だ。美しが丘の3LDKのマンションだ。
息子が2歳あたりか、夫婦で相談の上で購入した。
しかし・・・このマンション、公庫の返済と管理費、
修繕積立、駐車場などなど、毎月12万円かかっていた。
俺は妻を一生懸命説得した。妻はこのマンションが
自分にとってとても大切なものであることを必死に
訴えた。住んでいたい、その願いをを俺はかなえて
あげることが出来なかった。
どれだけ寂しく悲しく情けない思いをさせたんだろう。
探した清田の一軒家は無駄なほどに広く、物件としては
よかった。家賃も6万円と、破格だった。
そしてその頃から俺はアルコールにのめりこんでゆく。
バカだ。浮いた経費と言う頭を都合よく捻じ曲げ、
全て酒代に費やした。ほぼ毎日色々な方々と飲みに行き
飲酒運転で帰宅する。
コンビニで買った酒を抱えて寝床に入る。
そして顧客との経緯があり、俺はそば店を開業する。
今から5年前、2016年のことだ。
その頃には俺はもう立派なアルコール依存症患者だ。
朝一から隣のまいばすけっとで酎ハイを買って
飲みながら仕込みをする。
ある日の営業後、俺は客の来ない店内で飲みながら
ＴＶを見ていた。「・・・客も来ないし帰るか・・・」
俺は5万円で購入したぼろぼろのパジェルミニに乗り
帰宅した。・・・いや、帰宅できなかった。
36号線と環状通の交差点、環状通側の中央分離帯に
スリップして乗り上げてしまった。運悪く（良く？）
すぐそばで事故処理が行われており、警察官がたくさんおり、
皆で押してくれた。
一発だ。車か下ろされた俺は歩くけなかった。
話もろくに出来ず、その上失禁するに至った。
その場で逮捕、俺は豊平署に護送された。
留置場と言う場所があそこまで厳しいものだとは。
俺は翌日の午後まで酒が残っていた。午前中の取り調べで
自分の名前が書けないんだ。手が震えている。
今思うと離脱の典型的症状だ。歩行もままならない。
逮捕された晩、俺の知らないうちに妻と息子が
取調室の俺を確認しに来ていたことを知る。
翌日の午後。迎えに来てくれた妻は・・・微笑んでいた。
「誰にもぶつず傷つけず、何も壊さなかった。
あなたはやっぱりついている人なんだ！」
そう言ってさあ、帰ろうと手を引く。
俺は何をやってるんだ。こんな素晴らしい人を悲しませ
大切なものをたくさん奪い続けてきた。情けない。
だが俺のアルコール依存症は、そんな程度の後悔や
思いなど通用しない。ますます俺は飲みたくもない
酒と言う薬物にのめり込み、狂っていくことになる。
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376 今日はリハーサルでもあったが、それより・・・
元妻の誕生日なんだ。
昨年は入院真っ最中で、メッセンジャーしか出来なかった。
今日まで、絶対に忘れたことがないのが7月10日だ。
所有する、ある種のカードの暗証番号にさえなっている。
俺は昨日、考えた結果、
コーヒーを買うことにした。
自分が飲まないので、どんなのがいいのかわからない。
量販店で並んでるコーヒーの中から直感で2種類選んだ。
サービスカウンターでラッピングしてもらい、一日だけ
我が家で待機していたんだ。
渡すのがとても楽しみであり、
実は緊張もした。
息子の送り迎えにスタジオまで毎回来てくれている。
リハーサルに膨大な量の器材が必要な息子のために、
車を出してくれているんだ。だから会える。
おめでとうの言葉と共に渡すことが出来た。
その表情には、一瞬嬉しそうな笑顔があったように思う。
それがとても嬉しい。プレゼントって、渡す方が嬉しいんだ。
ここ数年で、一番心を込めたおめでとうだったような気がする。
だってその前は絶対に飲んでいたから。飲んで酔っていたから。
飲んでも酔ってもいない俺は
充実したリハーサルを終えて
自宅に帰ってきた。
とてもいい日だった。
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375 10か月ぶりの入院
白内障と糖尿病網膜症の手術で
2泊3日の入院です。ま、たかが3日ですが。
でも10か月ぶりです。否応なしに色々思い出す。
わざと、大げさにスーツケースを持ち込もうかと。
このスーツケースで俺は小樽いしばし病院に入院した。
4か月間、こいつは何時も俺の横に居た。戦友だ。
洗面道具、髭剃り、整髪やオーデコロン、ドライヤー、
Ｔシャツやスエットなどの寝具、タオル、ティッシュ箱、
携帯、充電器、手帳、保険証一連、財布、会員証、
メガネ、サングラス、マスク、内科とメンタル
クリニックの薬、ウェットティッシュ、ってところか。
かすんでしまって使い物にならなかった左目が
見えるようになるのも楽しみだし、
また眼鏡を使えるのもとても楽しみだ。
なんだかんだ言って入院も変に楽しみだ。
たかが二泊だが、食事が出され、療養だ。
ある意味非日常だ。アルコール依存症を
乗り越えた俺が、目の治療での入院なので、
気持ちの面でもとても気楽で、
ちょっと不思議な気分だ。
退院翌日にはデイケア、その翌日は歯医者で、
左右の奥歯が入る予定だ。いずれも酒にまみれて
狂っていた頃には考えられない進化だ。
俺そのものがどんどんクリアになって行く。
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374 褒められるのが嫌いなわけ
以下の投稿がある。褒められるのが苦手なのは
恐らくこの辺に原因があると思う。
sugiyama-yuuichi.hatenablog.com
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仕事や人付き合いなど、色々な要素があるが、
せっかくだ、ドラマーとして考えてみよう。
ドラマーとしての技術やセンスを褒められると
俺は「バカにされてるんだ」と本気で感じていた。
実際、オムニバスのライブで対バンドラマーを見ると
皆が皆俺よりもずっとうまいと感じていた。
「俺が一番下手糞だ」と、本気で思っていたんだ。
www.youtube.com
そんな心だ。褒められてそのまま受け入れることは
ありえなかった。その反動で、アコギのプレイや
コーラスにおけるヴォイスを褒められると嬉しかった。
2014年にＲＥＤを脱退してドラマーを引退するまで
俺の感覚はずっと同じだった。大好きだったドラミングが
実は俺の劣等感の根元にあった。
復帰した今。俺は連日リハーサルの録音を聴いている。
正直に言う。技術もパワーも当時から見たら全然だめだ。
手に足も圧倒的なスピードを伴うテクニックが売りだったが
いまやそれは到底かなわない。
だが、今のドラミングの方が俺は好きだ。
www.youtube.com
バスドラの音とスネアの音、
その空間＝間合いがいい。
ＨＨとスネアのコンビネーションが
信じられないほど合っている。
何てことない８や16のＢＤが
本当に気持ちが良い。
こう書いて気が付いた。
褒められるのが嫌いだった、その理由は
俺が俺を褒めることが出来なかったからだ。
今なら言えると思うんだ。
「俺、いいドラム叩くよ？」
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373 思い出した自意識
俺は高校を卒業してすぐ、コンテナトラックに乗った。
「上乗り」と呼ばれる、世間的には「助手」の仕事だ・
ちゃんと正社員として働いたのだが、
運転手の厳しさ怖さ、仕事のキツさに負けて
1年と持たずに辞めることとなる。
しかし他に仕事があるわけでもなく、俺は懲りずに
日払いのトラック上乗りのバイトを始めた。
毎日乗るトラックは異なる。ある日のバイトで
一緒になったドライバーから、俺は上乗りをまとめている
会社を紹介される。月給制であり、日払いの労働者より
はるかに安定している。俺はその話に乗った。
日通の専用下請け会社だったのだろう。
従業員は、ほとんど社会的にはもう落伍したような
同世代の男ばかりだった。
会社の宴会などで俺は感じていた。
俺はお前らとは違う。
どうにもいけ好かない感覚だろうが、俺は本気でそう思っていた。
今はいいさ。でもな、俺は次元の違う世界へ到達するぞ。
本気で思っていた。そして、その意思はある意味叶うんだ。
当時描いてた夢やあこがれは、ほぼ叶えてきた。
何を言いたいか。
あんな厳しい底辺からのスタートだった俺が、その後数年で
色々な結果を出すことが出来た。
確かに今の俺は寂しくて孤独だ。
でもあの「ありえない労働環境、
命さえ危ない現場」を
通ってきたんだ。
今をスタートとして考えるならば、
高級なマンションでの
独り暮らしからのスタートだ。
スタートダッシュは成功しているんだ。
最高のドラムを叩いて見せよう。
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372 きれいになるということ
女性の場合はよくわからない。きれいでいることが
仕事のようなもんにも見えるし。少なくとも男とは違う。
男のキレイって何だ。
清田の一軒家。その家から、家族三人はそれぞれの
暮らす場所へ散って行った。俺は現住所の南平岸だ。
南平岸は白石藻岩通りに面して多くのマンションが
立ち並んでいる。かなりの物件数を見て正解だった。
今のマンションは何やるどこへ行く、全てに好都合だ。
5月の連休中に俺は引っ越した。
余りに物が多く、俺はトランクルームを一つ借りた。
息子から預かった段ボールもある。楽器屋ＰＣ周りの
パーツ、周辺機器、ＰＣケースなど、それだけで半分だ。
開けて整理する気にもならない大きな箱が3つ、
トランクルームに入れっぱなしだ。
引越しから二週間程度、俺はこのマンションで暮らした。
二週間後には小樽いしばし病院に長期入院だ。
それまでの間、飲むだけ飲んだ。当然連続飲酒で。
俺は近くのセイコマと自宅を往復するだけだった。
手元がおぼつかず、ベッドから転落死眼底を強打、
左目の周りが真っ黒になったりしていた。
部屋の中には整理前の段ボールが積んである。
俺はベットの周りだけ空けて暮らしていた。
正に足の踏み場もなかった。
長々と書いたが、これまで書いた部屋の状況は
俺の心だ。俺の心の乱れ汚れがそのまま出ている。
その証拠に。退院して一生涯の断酒を
自らに決し、実際にそれを守っている俺は。
以下に申し上げる。
すでにトランクルームは解約済みだ。
息子が自分の器材を持って帰ってくれたので
それがきっかけとなった。トランクルームからまず
手を付けた。箱に入っていたものはほとんど不要物だ。
40リットルの指定袋を買って来て片端から詰めた。
2日でトランクルームは空になった。
そして部屋だ。結論から言えばまず家具。
◆書棚
◆120㎝ワイヤーシェルフデスク
◆170㎝ロングデスク
◆デスクサイド独立引き出し
◆ロールアップスクリーン
◆ワイヤーシェルフラック
以上の家具がなくなった。全て札幌市の大型ごみで処分した。
◆キーボードスタンド
◆アコギマルチエフェクター
これら楽器軍はHARDOFFに媒酌した。上記だけではなく
ギタースタンドやカポタスト、マイクケーブル、シールド、
マイクスタンドアダプター、ストラップ、小物も全て売った。
着ない服、使わない寝具、
大量の段ボール、全て処分した。
机周りの書類やファイルもすべて捨てた。
書籍も全てBOOKOFFに売った。
引っ越してきた頃に比べて倍の広さとなり
風通しも気の抜け方も抜群に良くなった。
居心地が良いんだ。部屋に居て心が落ち着き
気分も上々でいることが出来る。
照明も間接の白熱球色にし、観葉植物を置いた。
キッチンも完全に整理した。使わない食器や調理器具は
全て燃えないゴミで処分した。
今の俺の心がそのまま今の部屋だ。
ようやく、ここにきて具体的に
ネクストが見えてきた。
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